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ようこそ掛田商店へ
掛田社長沖縄の海須藤さん夫妻
日本酒冷蔵庫豆腐よう少年
掛田商店社員研修旅行2010
 今年も社員研修旅行に行ってまいりました。不規則なお休みでご迷惑をおかけしまて、申し訳ございません。

 福島県浪江の鈴木麹店。ご存知、掛田商店オリジナルみそを造っていただいております。お土産に頂いたお味噌のとろっとした旨味は、これを使うために献立を考えてウキウキするくらいインパクトがあります。たった二人の作業場で、何をこだわるとこんなすごいお味噌が生まれてくるのでしょう。
 そして、「磐城壽」の鈴木酒造店さん。海の近くの蔵には、珍しく強い南風が吹き荒れて、春のような日差しが照っておりました。新酒の槽しぼりの最中、汲みたてのお酒は、素朴な福島弁を突然話しかけられたような、ビン詰めされた形状の当店のお酒とは異なるものに思える一期一会の酒。とろんとした仕込み水と、旨味、そして鈴木さんのお人柄が出るようなやさしい包容力のある地酒でした。自家製のお漬けものにはまた感動、遠慮も忘れていただいてしまいました。
 お二方を案内いただいたのは、知る人ぞ知る紺野酒店の紺野昌則氏。持つ手が震えるようなスゴイワインをたくさん扱っていらっしゃいます。ホントにすごい!

 横須賀から車で4時間、東北の静かな町の小さなエリアに、強い志を持って食文化に携わる人がいることは、この半日の時間をどんなに長い時間に感じさせたことでしょうか。私たちの旅はいつもカルチャーショックであります。自分の宇宙をもっている人からあふれるパワーは、100万人の町の生活よりもまぶしく感じられます。メディアにいかにも一般受けしそうなイメージをぐいぐい増幅させて、いかにもそれらしいものばかりを取り込み、本質がありそうにみえるものはたくさんあります。しかし、実際に現場を見るとすごいものとすごくないものは一目瞭然です。

 次の日にうかがった石岡の「府中誉」の山内さん。なんと言ってもお人柄の気持ちよさ!聡明で強い意志を感じさせるお話にも驚かされましたが、これも茨城という土地の豊かさの上に、府中誉の酒造りと人があるのだと教えられました。酒米「渡舟」の復活の物語も、やはり現場に行ってはじめて現実感を帯び、心と折り合っていくものでした。
 最後にうかがった「神亀」は言うまでもありません。蓮田の町中で離れ小島のように浮かびあがる武蔵野の風景。高いケヤキの木は蔵によって守られているのでしょうか、蔵を守っているのでしょうか。若い蔵人さんたちは神亀という聖域で、酒造りにとって本当に大切なものをしっかり学びとって、地方へと酒造りへの強い意志を伝えていきます。とても美しいと思いました。

 自分の言葉がより真実に近いものでありたい。
 自分たちにはもったいないような酒、食品を扱わせていただいていることに、身の引き締まる思いで帰ってまいりました。まさに生きている喜びをいただいた2日間でした。
 お世話になった皆様に心から感謝申し上げます。そして、掛田商店スタッフ一同の今年の意気込みを少しでも皆様にお伝えできましたら幸いです。
 
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